瞑想するときに、どういう環境で実践するのがいいのでしょうか。
瞑想を試していくと、些細な音が気になったり、スマートフォンの着信音なんかで、瞑想に対しての集中が一気に解けてしまったりします。いったいどんな音環境で実践すれば、スムーズに瞑想を続けられるのか、という点についてお伝えしていきたいと思います。
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1.瞑想にとって理想的な音とは
「始めよう。瞑想」という本の中では、音について下記のように述べています。
・外部からの情報をできるだけ少なくした方が良い
・瞑想の初期段階で、五感から入ってくる情報を遮断する必要がある
つまり、瞑想をうまく実践するためには、最初から音の情報が少ないほうが良く、注意をひかないような静かな環境が最も望ましいことがわかります。
しかし、瞑想をしたい環境が、必ずしも好ましい音の状態ではないこともあるでしょう。隣人の声がかすかに聞こえるとか、交通量の多い道路の近くに住んでいて、車の音が気になってしまう、とか。
そのような時には、音を打ち消すような音楽をかけることもよいでしょう。その場合の音楽の基準としては、下記のように本の中で述べています。
・メロディのない単調なもの
・適当に揺らいだ音
・頭に何かをイメージさせるような言葉が入っていないもの
情報が少ないほうが良い、という基準を前提とすると、理解しやすいですね。なるべく頭に意識させない、静かな音。
「自然の音」や、「インストゥルメンタル系の音楽」あたりが基準に合ってくると思います。
洋楽なら言葉の意味が分からない部分があるので情報量は減りますが、それでも瞑想するには情報が多い印象です。
2.瞑想するときにオススメのフリー音楽サイト
瞑想に最適な音がわかったところで、オススメのフリー音楽サイトを紹介していきます。私のオススメは「自然の音をサンプリング」したサイトです。音源がそれぞれ違うので、いくつか紹介した中から自分の好みを音を見つけてもらうのが一番かと思います。
個人的には雨の音が好きで、瞑想するときでなく、集中して作業したいときにもよく利用しています。環境音サイコー。
2-1.zenmix.io
川の音や雨の音など、6つの音から選んで聞けるシンプルなサイト。meditation soundとうたっている通り、瞑想に適した、抑揚のないシンプルな音源がグッド。ただ鳥の音と夜の音は少し注意を引いてしまうな、とは思ってます。音の組み合わせも可です。
2-2.noisli
zenmixよりも音源の数が多く、ホワイトノイズ系の均一な音があるのが特徴。
randomボタンやrelaxボタンを押すと、環境音の組み合わせを自動で作ってくれます。種類が多いので、自分で選択するのが面倒なときに便利です。スマホアプリがあるのもグッド。
2-3.Hipstersound
こちらはカフェの音源をベースに、雨や焚き火の音、さらにピアノの音を組み合わせたりすることができます。カフェの音が落ち着く、という方にはぜひ。
2-4.おと風景
こちらは日本生まれのサイト。日本でのサンプリング音源が多く、30-60分規模の長い音源が多いのが特徴です。瞑想で使うには少しムラのある音源もありますが、温泉の水の音、などユニークな音源もあって、好みの音源を探すのが面白いサイトです。
3.音を遮断するのもアリ
音源を使ってもどうしても周りの音が気になる!ってときは、耳栓も手段の一つです。
耳に物が入っている感覚が瞑想の邪魔になる可能性もありますし、くぐもった音の状態がかえって気になる、という人もいるとは思いますので、人を選ぶ手段だとは思いますが、試している価値はアリ!だと思います。
4.まとめ
瞑想にとって最適な音、およびおすすめのサイトなどをお伝えしました。
環境音は注意を引かない音でありながら、自然の音なのでリラックスも期待できる音ですね。瞑想でなくても、少し気分が落ち着かないときなどに聞くのもオススメです。
参考文献…「始めよう。瞑想 15分でできるココロとアタマのストレッチ」宝彩有菜