タックです。
最近デロンギのマルチダイナミックヒーターmdh15を型落ち品として安く購入できたので使った感想をレビューしていきます。
今までは同じくデロンギの中古オイルヒーターを主な暖房として使っていたのですが、ダイナミックヒーターを使った主な感想としては「すべての面で断然こちらのほうが良い!」です。
なかなか高スペックな商品になりますが、「空気の質にこだわりたくて、かつ使いやすい暖房器具を探している人」ならよい買い物になると思います。
オイルヒーターとの比較もしていきますよ。
それでは具体的にみていきましょう。
Contents
1.マルチダイナミックヒーターの感想やおすすめポイント
DeLonghi マルチダイナミックヒーター MDHU15-BK
1-1.乾燥やホコリを起こさずに部屋を暖められる
エアコンと比べて最も良い点は「乾燥やホコリを起こさないこと」。この点がとにかく素晴らしい。パネルが発熱することによって、「輻射熱」と呼ばれる熱の種類で、部屋の空気を暖めます。
同居人の彼女がアレルギー持ちで、僕自身も乾燥に弱いため、エアコン暖房を入れるとふたりともダメージを受けます。喉が痛くなったり、体調が悪くなったり。
エアコンの風が当たるのもニガテなので、そういう人にとっては、空気を動かさない・空気の質を変えないマルチダイナミックヒーターやオイルヒーターは最高の暖房器具になります。
1-2.窓際に置くと足元まで温かい
ダイナミックヒーターはパネルの輻射熱で空気を暖めるのですが、輻射熱式の暖房は冷気が入りやすい場所に置くのが基本。窓際に置くと、より効果的に部屋全体を暖めてくれて、足元まで暖かくなります。
暖気は上に、冷気は下に流れるため、エアコンで暖房すると暖気が上滑りし、足元が冷たいままになりがち。サーキュレーターを回せば多少改善しますが、今度はファンの音が煩わしかったりします。
その点、ダイナミックヒーターなら無音・無風で部屋全体を暖められます。
1-3.設定温度を±0.5℃で保つ機能が凄い
何気にこの機能が凄い。オイルヒーターとかエアコンだと、少し温度にゆらぎがあって、微妙に暑かったり寒かったりするんですが、それがほとんどない。
体験してみると、非常に快適でストレスフリーでした。
1-4.デザインが良い
オイルヒーターってダサいのが多いんですけど、この製品はシンプルな形と色でデザインが良いですね。グッドデザイン賞も受賞しています。
僕は型落ちの新古品をゲットしてますが、現行品を買うならブラックのMDHU15-PBを買います。かっこいい。
DeLonghi マルチダイナミックヒーター MDHU15-PB
上部構造も美しいですね。ここからも熱気が出ます。
1-5.オイルヒーターよりも早く温まる
前に使っていたオイルヒーターと比べて「圧倒的に便利」だと感じたのがここ。
デロンギの公式サイトによれば、2倍温まるのが早くなったと書かれていますが、実際に使ってみてもそう感じる。
オイルヒーターは6畳間でも1時間ぐらい経たないと温かいと言えなかったのが、マルチダイナミックヒーターでは30分。15分ぐらいでもはっきり効果を感じる。
この差は大きくて、使いやすさは2倍以上になりましたね。素晴らしい。
1-6.オイルヒーターより本体が熱くなりすぎない
これもよいポイント。オイルヒーターだと表面がやけどしそうな熱さになるんですが、マルチダイナミックヒーターは表面温度が60度で収まるため、長時間触らなければ問題ないくらいの温度になっています。
オイルヒーターの時は近くを通るときにある程度気をつかってたんですが、マルチダイナミックヒーターに変えてからはほとんど気にしなくなりました。
2.懸念:他の暖房器具に比べて電気代はかかる
2-1.使い方を調整しよう
オイルヒーターやダイナミックヒーターで気になるのが電気代。前に使っていたオイルヒーターの初月の電気代はびっくりしたものでした…(15,000円とか…)
ダイナミックヒーターは、エアコンよりは電気代が高いですが、オイルヒーターよりは安く抑えられている実感があります。
フル消費電力量で一日8-9時間も使えばかなりの電気代になりますが、
・電力制限モードやECOモードを活用する
・プログラムタイマーを活用して、必要な時に自動でON/OFFするようにする
などの機能をうまく使えば、電気代の調整は可能です。
設定温度や気密性、部屋の大きさによっても電気代は大きく変わってくると思いますので、ヒーターにムリをさせないように気を付ける必要がありますね。
2-2.電気代以外はいいことずくめの暖房器具
*デロンギ公式サイトより画像引用
比較表を見ても、誇張なくその通りだと思いますし、電気代をトレードオフすれば最強の暖房器具なんですよね。
僕としては多少高くても「これで乾燥やホコリ、エアコンの不自然な風がなくなるならいいや」と思ってます。
3.スペックと商品比較
3-1.現行機との比較
僕が購入したのは型落ちのMDH15で、現行機はMDHU15となります。
操作方法の違いや、出力調整が16→32段階へさらにきめ細かく進化した部分が違いとなっています。
商品 | MDH15 | MDHU15 |
サイズ | 幅275×奥行510×高さ665 | 幅275×奥行510×高さ665 |
重量 | 12.5Kg | 12.5Kg |
電源コード | 2.5m | 2.5m |
最大消費電力 | 1500W (ワット制限可能) | 1500W (ワット制限可能) |
目安対応広さ | 10-13畳 | 10-13畳 |
フィン温度 | 60℃ | 60℃ |
操作方法 | リモコン | リモコン+本体ダイヤル |
出力調整 | 16段階切替 | 秒単位での32段階切替 |
価格(2019.12時点) | 78,000円程度(中古:40,000円~) | 60,000円程度 |
(デロンギ公式サイトではMDH15は既に取り扱われていないので、新品価格はMDH15が高くなっているようです。)
MDHU15は細かな出力調整で節電効果が高まっています。僕はかなり安く新古品が手に入る機会があったのでMDH15にしましたが、長期的に考えれば新品で省エネのMDHU15が良いでしょう。
3-2.現行ラインナップ比較
商品 | MDHU15 | MDH15WIFI | MDHU09 |
カラー | BK / PB | BKのみ | BK / PB |
サイズ | 幅275×奥行510×高さ665 | 幅275x奥行き495×高さ665 | 幅275x奥行き370×高さ665 |
重量 | 12.5Kg | 12.5Kg | 8.5Kg |
電源コード | 2.5m | 2.5m | 2.5m |
最大消費電力 | 1500W (ワット制限可能) | 1500W (ワット制限可能) | 900W(ワット制限可能) |
目安対応広さ | 10-13畳 | 10-13畳 | 6-8畳 |
フィン温度 | 60℃ | 60℃ | 60℃ |
操作方法 | 本体ダイヤル | 本体ディスプレイ+iphoneアプリ | 本体ダイヤル |
出力調整 | 秒単位での32段階切替 | 秒単位での32段階切替 | ※メーカー未記載 |
特徴 | iphoneによる操作が可能 | ミドルモデル | |
価格(2019.12時点) | 60,000円程度 | 69,000円程度 | 52,000円程度 |
Wifiモデルはiphoneでの操作ができ、かつAppleTVがあれば屋外からの操作も可能なモデルです。価格は最も高いですが、利便性を追求するなら良いモデルですね。
ミドルモデルのMDHU09は、狭い空間限定で使う方にはお勧めです。省エネ性と直結するので、性能以上の部屋の大きさでは使わないようにしましょう。
4.まとめ:質の良い暖房を求めるならよい選択だよ
ダイナミックヒーターは、ハイスペックなモデルですが快適性はエアコンやオイルヒーターと比べて段違いです。空気の質を落とさずに、早く部屋を暖め、維持してくれる。
乾燥やホコリ、エアコンの風や音が気になる人にとっては、ベストな暖房器具になりますよ。
参考になれば幸いです、それでは!
DeLonghi マルチダイナミックヒーター MDHU15-BK