タックです。
本日は、何かを継続するときに、長期目標だけでは挫折しやすいよという話をしていきます。
一応、僕の今までの成果として、
・FXで、独学から約半年で100万ほど収益を上げた経験
・合格率9%の難関資格を一発合格した経験
があります。「目標に対する成果の出し方」として、多少信頼性があるかと思ってお話ししていきます。
Contents
1.長期目標だけでは挫折する
目標は大切だと思いますが、長期目標を立てるだけでは高確率で挫折します。
なぜなら、人間は短期的な利益を追求してしまう性質があるからです。
1-1.本能を司る脳が意識決定に影響する
人間の脳には2つの領域があります。
・「本能」や「感情」を司る辺縁系
・「理性」や「論理」を司る大脳新皮質
辺縁系は原始人から受け継がれる脳であり、大脳新皮質は人間の知的進化が進むにつれ後天的に発達した脳です。
ここで重要なのは、「本能」の脳である辺縁系が、人間の意思決定に大きく影響するということ。
1-2.本能を司る脳は短期的な利益や刺激に反応してしまう
原始時代では、目の前の獲物を捕まえることができなければ、命の危険に関わります。
長期的な物事を考えるよりも、目の前のことに意識を集中できるほうが、生存する可能性が大きかったわけですね。
そのような性質が、現代の私たちにも深く根を下ろしています。
長期目標だけ立てても、「本能」の脳は短期的な刺激に反応してしまい、日常に流されてしまうのです。
例えば、今年はビジネス英会話を話せるレベルまで英語を上達する!と決めたのに、フリー時間はついついゲームしてしまう、動画を見てしまう、マンガを読んでしまう…。
とてもありがちな話ですよね。
物事が続かないなと感じる人でも、「自分の意志力が弱いから続かないんだ…」と考える必要はありません。人間の性質として、誰しもが目の前の刺激に流されやすいわけです。
では、そのような性質をコントロールして、長期目標を達成する可能性を高めるにはどうしたらよいか。
解決法は、目標を細分化することです。
2.短期のマイルストーンを置いて脳をやる気にさせよう
目標を細分化すればするほど、原始的な脳を活性化しやすくなります。
短期的な物事にしか反応しないなら、目標を短期的にしてあげればいい。
先ほどの例で、英語を上達することが目的なら、その目標を月単位、日単位まで分割します。
年…英会話学校で講師にお墨付きをもらう / 英語での商談を成功させる
月…英会話学校に10回通う / 英単語本を一周する
日…英会話学校の予習をする / 英単語を20個覚える
なるべく定量化できる目標にしたほうが、日単位まで簡単に分解できるので良いです。
短期のマイルストーンを設定することで、本能を司る脳が、「解決しなきゃならない重要な案件」だと理解し、やる気を出してくれます。
さらに言えば、時間・分単位まで分割できればより効果が高まります。
「15分でこの書類を作ってくれ!」なんて目上の人に言われたら、なんとか作ろうとしますよね。その状態を自分で作ってしまうわけです。
3.進捗を記録するとさらに効果が高まる
さらに、目標に対する進捗を記録すると、目標の達成率が高まる、という研究結果があります。
目標の細分化と組み合わせることで、より効果が期待できますね。
4.まとめ
お伝えした内容をまとめます。
・長期目標は目標が遠すぎて脳がやる気にならない
・脳のやる気を促すには、目標を細分化して、今日やるべきことまで落とし込む
長期目標を決めるのは多くの人がやると思うんですが、それを細分化して一日の目標まで切り分けられる人は少ないのではないでしょうか。
今日がんばれば達成できそう、と思えれば、原始的な脳はやる気を出してくれます。
うまく自分の前に人参をぶら下げて、本能を味方につけて行動していきましょう!
参考文献…「ヤバい集中力」鈴木祐