・人生になんとなく不安を感じる
・今の生活、このままで良いのだろうか?
・あの時ああしておけば、という後悔が頭から離れない
そういう風に考えること、あるかと思います。というか、当たり前の感情ですよね。特に、不安という感情は未来への思いですが、後悔という感情は過去への感情なので、囚われてしまうとかなり苦しい。物理的にどうすることもできないからです。
こういった不安や後悔というネガティブな感情を感じにくくして、ポジティブに毎日を過ごすためのシンプルな考え方を一つお伝えできればと思います。
Contents
不安や後悔を感じやすい考え方とは
どういう考え方が不安や後悔を感じやすいかについて、どういう発想で時間を捉えているか、という切り口で説明していきたいと思います。
「過去→現在→未来」の発想は後悔を生みやすい
物理的な時間の流れは過去から未来に流れているので、発想として同じ方向になるのはごくごく当たり前の考え方だと思います。過去に行動したことが、現在の結果につながっている。ごく正論です。
しかしこの発想、過去の行いが今の自分にとっていい結果を招いているなら良い影響があるのですが、悪い結果を招いている部分については、過去をやり直したい=後悔、という図式を生みやすいんですよね。
未来を過去の延長で捉えると不安が生じやすい
「過去→現在→未来」の発想だと、未来についての捉え方はどうなるでしょうか。
過去の自分や今の自分から未来を推定するか、あるいは、過去と現在の事だけを考えていて、未来への発想は途絶えている。のどちらかになると思います。
あーでも忙しいからまずこの仕事片付けなきゃ!あーまた明日締切の依頼来てるし!
という感じになりがちですよね。
過去の自分から導かれる未来が良い未来であればいいですが、完璧な人間などまずいないので、無難な未来や、苦しい未来を過去から描いてしまった場合、それは不安や苦しさへとつながってしまうでしょう。
人間はリスクを嫌うため、過去から無難な未来をつくる
過去から未来を導いてしまうと、過去が呪縛になってしまいます。「プロスペクト理論」という理論がありますが、人間はリスクを嫌う生物であることが証明されています。過去の自分から演繹的に未来を作ってしまうと、どうしても良い未来を作るためには色んなリスクを鑑みる必要があり、無難な判断をする確率が高まることが予想されます。
「時間の流れを逆にする」ことで、不安を開放しよう
不安や後悔を感じにくい考え方にするには、時間の考え方を逆にすればよいと思っています。
不思議な発想ですよね。どういう考え方をするのか、見ていきましょう。
「未来→現在→過去」の考え方をする
未来をまず作ってしまう。過去から未来を作ってしまうのが帰納的な発想であれば、
「自分がワクワクするような未来図を演繹的に作ってしまう」。という発想です。物理的には時間の流れは変えられなくても、人間の頭の中では、「未来→現在→過去」の時間の流れに変えることができる。そういう少し突飛な発想をしてみましょう。
このような発想をしてみることで、どんな効果があるでしょうか。
未来をリアルに想像することで、過去の意味を変えられる
自分にとってワクワクする、ポジティブな未来図を作ってしまうことによって、過去の意味を変えてしまうことができます。例えば、
という形にスイッチすることができます。良い未来図さえ作れば認知をパッと変えられることがわかると思います。過去の意味を変えられるという発想が超重要。後悔とは無縁になります。
今を楽しく生きることができる
良い未来を強くイメージすることで、今現在やるべきことがわかり、不安と後悔ではなく、期待と楽しさの中で生きることが出来るようになります。自分にとって楽しそうな未来があれば、不安という気持ちを上書きできる可能性が高まるのではないでしょうか。
まとめ:いつでも自分の人生の意味を変えられる
時制ごとに、お伝えした内容をもう一度まとめます。
「過去→現在→未来」の発想
過去:悪い過去に囚われやすい
現在:今に不安を感じやすい
未来:過去に引きずられ、良い未来を描きにくい
「未来→現在→過去」の発想
過去:過去の意味を書き換えられる
現在:今を楽しく生きることができる
未来:良い未来を自由に描ける
未来を起点に考えることで、いつでも良い未来を考えることができるし、良い未来の視点から見ればいつでも自分の人生の意味を変えられる。この発想の一番の長所はこの考え方ができることだと思います。つまりそれは人生の意味を常に自分でコントロールすることができるということ。不安や後悔、ストレスを感じにくい発想だと思っています。
未来への不安や、過去への後悔に悩んでいる方が、少しでも楽な気持ちになれたら幸いです。