読書した後、その内容をどのように活かそうと考えるでしょうか?
一番多いパターンは、一度読んでそのまま。書いてあることを1個実践できたらいいほう。という感じだと思います。そしてその1個も継続しようと思っても、日々の忙しさに追われ、気づけば忘却の彼方へ…。
これだともったいないですよね。
「本は極めてコスパの良い自己投資」だとよく言われますが、僕自身本当にそう思います。
顕著な例では、トレードの本を読むことによって実際に何十倍の利益をゲットできたりします。トレード系の本って6000円とかそれなりに高価な本が多いのですが、十分な見返りがあるわけですね。
ほかにも、健康知識をつけることによって、不調を減らして仕事のパフォーマンス上げたり、自分のガンコな考え方を少しずつ矯正するために自己啓発本が役に立ったり。考え方が変われば、幸福度がガラッと変わったりするので、その投資効果は計り知れません。僕は本に人生救われてます、マジで。
お伝えしたいのは、効果的な読書方法。
本を読んだ後も効果的に短時間で繰り返せる方法とは、「読書メモを繰り返し読む」です。
「あるジャンルを集中的に深く理解したい」とか、
「この内容は少し複雑だけど必ずマスターしたい!」とかって時に有用だと思います。
読書メモをつくろう
やり方はシンプルです。
これは、本田直之さんの「レバレッジ・リーディング」という手法をベースにしています。
1.目的を設定する
本を読む前に、読む目的を設定しましょう。言語化することによって、脳が必要な情報をサーチしやすくなり、読書効果が高まります。また、情報に優先順位がつけられるので、あまり必要のない文章はナナメ読みできるため本を読むスピードが上がります。
1分程度で決めてしまいましょう。
目的を設定してみた結果、今読む必要がない本だった、ということも起こります。今は読まない、っていう選択もだらだら読むことに比べたら非常にポジティブな選択だと思います。
2.ラインを引く
読書を進めていき、気になった部分にひたすらラインを引いていきましょう。ページの端を折るのでも構いませんが、ラインで引いたほうが該当箇所がわかるので僕は好きです。僕の場合は読んだときに感じた感想や考えもそのページに書いてしまいます。間違いなく忘れるので。
3.読書メモを作成する
読書を終えたら、PCのwordやevernoteに読書メモを作成します。さっき引いたライン部分をひたすらまとめていきましょう。ただただ機械的に写し取るよりかは、自分なりの文章にまとめたほうが後で分かりやすいし、脳への刺激になって良いです。
この工程で余裕があれば、中見出しをつけて情報をカテゴライズしておくと更に読書メモの効果が増します。
4.A4サイズで紙に印刷する
これがとても重要。A4サイズで読書メモを印刷します。
紙とディスプレイでは脳の活性化する部位が変わるとか、紙媒体のほうが情報を深く素早く理解するのに長けるという話があるように、紙にしたほうが理解という点においてメリットがあります。また、複数の本のメモを見比べる際にも、圧倒的にハンドリングがよいのが紙です。
5.読書メモを繰り返し読む
この読書メモをクリアファイルかバインダーに閉じておき、空いてる時間に読みます。同じ本を2回読むよりも、はるかに短時間で本の内容を復習できます。しかもそれは自分の目的に合わせて書いたメモなので、効果的に反復学習ができます。
強力な知的ストックをつくろう
この方法で読書を進めていくと、何ヶ月前に読んだ本も読書メモから短時間で読書経験を思い出せたりします。サッと引用できるようになるんですよね。自分なりの知のデータベースを作っていく感じになります。
一冊なんとなく読んで、なんとなく読んだ記憶だけ残ってる…っていう普通の読書からすると、すごい発展したな!っていう感覚を得られますよ。
こんな記事を書いている僕もまだまだ読書体験の足りない身ではありますが…ガンガン読書して、知のストックを作り、行動へとつなげて行きましょう!
本田さんのレバレッジ・リーディングは、”多くの本を読みながら、自分の糧にする読書術”としてオススメです。